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だんじりのジレンマ。
初の平日だんじり どうする“封鎖”市役所・職員不在
初の平日だんじり どうする“封鎖”市役所・職員不在祝日法の改正で、今年は39年ぶりの平日開催となる大阪府岸和田市の「岸和田だんじり祭」の本宮(9月15日)で、問題が持ち上がっている。
同市職員約2200人のうち4割前後が、だんじりの曳(ひ)き手などとして祭りに参加するため休暇を取ることが見込まれるうえ、絶好の見物場所となる市役所前は例年、人波で“完全封鎖”されており、市は「このままでは用向きで来た市民が市役所に入れない」と困惑。だんじりと業務の〈両立〉に、早くも気をもんでいる。
市によると、だんじり祭の本宮は明治期に9月15日に決まった。1966年から祝日(敬老の日)となったが、昨年の祝日法改正で、敬老の日が9月第3月曜に移動。昨年はたまたま15日が第3月曜だったが、今年は水曜日で、改正後初の平日開催となる。
この40年近くで祭りは全国的に知られるようになり、本宮と前日の宵宮の2日間で例年60万人が訪れ、市民の熱気も増すばかり。関係者からは開催日変更を求める声も出たが、「伝統を守るべき」との意見が圧倒的で、本格的な議論には至らなかったという。
祭りでは、市役所前の「こなから坂」が、だんじりが駆け抜ける本宮最大の見せ場。今年も市役所前の駐車場や出入り口周辺では今月初旬から、町名が書かれたテープなどで「場所取り」が始まっており、直前には場所を奪われないよう寝ずの番が立つほど過熱するという。
このため市は「毎年のように庁舎前に1000人以上が集まると、とても市役所には近づけない」と頭を痛めるが、見物できないようにするのも市民の納得を得られそうになく、対策を模索しているのが現状だ。
さらに、祭りの役のためこれまでも宵宮に休む職員は少なくなく、今年は、14、15両日に連休をとる職員がかなりの人数にのぼると考えられ、「さすがに業務に支障が出てくるのでは」と市幹部は心配する。
一方、祭り開催地区の小、中学校15校は14日を臨時休校にしてきた。今年は「連休にすれば授業が遅れる」と不安視し変更を検討したが、仮に登校日としても休む生徒の続出が予想されるため、やむなく14、15両日を休ませ、前後の土曜日を登校日にする措置を決めた。
市は「祭りが近づくにつれ、まだまだほかにも問題が出てくるだろうが、混乱が起きないよう、早いうちから1つずつ対策を練っていきたい」としている。(読売新聞)
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