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転職できるのは手土産持参のスーパー営業マンだけ

   

ほんとかいな。

 IT業界の転職に詳しいキャリアコンサルタントが、かかわった転職事例から思いついたよしなしごとをつづります。今回は、IT業界の営業マンについて。転職に必要な条件は、「お客さんを連れてこられる人」だそうですよ……。

そんな人材が転職市場にいると思ってるんですか? 転職できるのは手土産持参のスーパー営業マンだけ(1/4):IT&ウェブ業界の転職をサポートする「CAREERzine」(キャリアジン)

他社の転職希望者の対応とかってなかなか見れないのでこういう記事とかは参考になるんですが、ちょっとあまりにも・・・という感じだったので取り上げてみました。

さて、今回とりあげる最初の人物は、3ヵ月ほど前に転職を決めたAさん。当初勤めていたのは大手流通系企業の資本が入った中堅SIerで、入社後6年ほどの間、主にERP導入プロジェクトを受注するための営業が主な業務だった。ご本人的には仕事に不満はなかったが、国内主要企業のERP導入需要の一巡とリーマンショックが重なり業績が低迷、将来に不安を覚えて転職活動を決意したのだ。

まぁよくある理由のひとつではあります。が。「業績低迷」で「需要一巡」で果たして「将来に不安」だけで転職しますかね?「仕事に不満はない」そうですが・・・この前提の時点で私は「なんかあるでしょ」と考えちゃうのですが。

ま、そこは求職者の話なのでおいといて、募集する側の企業コメントですが、

 ところが、当時私のところに入ってくるIT業界の営業職の求人案件は、ことのほかハードルの高いものが多かった。たとえば「(IT以外の)◯◯業界での勤務経験またはそれに相当する業務知識」とか「役員クラスへの商談経験」など、若手営業経験者ではとても満たせないスペックのものが多かったのだ。

まぁこれって採用担当者とかが事業サイドから言われたまんまのスペックを伝えてるだけに過ぎない気がします。希望スペックとしてはそりゃいろいろあるでしょうが、言うだけなら簡単。言ってることって総論「育てる気はない」という話なので。その人材を使う側、事業部門側と、採用の責任担当者が分離してるとこういうのは起こりますね。

その後の別の事例が更にひどいです。

だが、彼ほどの華麗な経歴の持ち主でも、いやだからこそというべきか、転職市場は厳しかった。当然、ITコンサルティング会社を中心に応募することになったが、どこへ行ってもこう聞かれた。「お客さんを連れて来られますか」

コンサルだからなのかも知れませんが、こういうのを会社が聞いちゃうのはツライですね。これを聞いちゃうと営業募集ですらない。保険系の営業が最初にやるのって縁故知人をリストにすること、と聞きますが、これと変わらない。そこを一巡した後にどうするの?って話です。

ある程度年齢のいった求職者の方でそういうことを自らおっしゃる人がいたりするんですが、そういう方はその時点で×。入ってまた転職する時によそで同じ事を言います。そうするとその人の価値じゃなくって、その人が勝手に持ち出そうとしている顧客情報が採用する意味になっちゃう、ってことにあまり本人は気付いていないようです。

 しかし、そのかわりに別の条件が出た。それは、足りないプロジェクト要員を確保するため、新規採用するマネージャーに、社外から芋づる式に人を引っ張ってきてほしい。それができる人を採りたいというのだ。

 だがその真意は、我々人材紹介会社の人間にとってはいわずもがなである。要するに、マネージャー以外の採用にはコストを払いたくない、そういうことなのだ。

あははは。このコラムを書いている方も自分の商売に直接ヒットするとなるとダイレクトに書きますねw
これって思ってても言っちゃいけない話だと思うんですけど、言っちゃう辺りにこの企業と紹介会社との関係性が見えますね。企業側はただの外注としか考えてない。だから恥も外聞もない話が出来ちゃうんだと思います。

けどのその企業側担当も上から言われてることそのまま言ってる気がしますけどね。
私の感覚的にはこれも同じで、そうやって人を引っ張れる人は凄いけど、出て行くときに同じことをしちゃうかも、という点を見てない気がします。総論、倫理観とか仁義の話なんですけど、そこを無視すると、無視された所業をされるリスクがあると思ってます。

 私は以前、社会人歴3年程度なのに大企業のトップ営業まで経験しているというソフトハウスの人材に会ったことがある。聞けば、外資系企業への営業展開をしているが、上司たちがことごとく英語が不得手だったなかで、彼は唯一語学が堪能だったそうだ。そこで、先方に日本語NGの人が出てくるたびに、プレゼンなどの全対応を任された。そのうちに、先方から全幅の信頼を寄せられてしまったのだという。

いやー、それは違うでしょ。唯一語学が出来ただけではただの通訳だから普通は信頼しませんよ。一人だけ話せます、という中でその人なりに真摯に対応した部分があるからこそ勝ち取った話だと思います。読み方によっては語学の奨励にしかならないじゃん、これじゃ。

そんなによそがハードル高いならうちにもっと来てもいいのにねぇ。

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