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各産業の採算レート

      2012/09/25

円高から一転円安傾向に振れてきましたが、輸出企業の採算レートにはまだまだ遠いようです。

内閣府が28日発表した2011年度の「企業行動に関するアンケート調査」によると、今年1月時点の輸出企業の採算レートは全産業で1ドル=82.0円だった。前年度の86.3円より円高への抵抗力が強まったが、最近の円高水準になお追いついていない。また鉄鋼業の採算レートが91円台と改善が遅れるなど、業種間でバラツキが出ている。

輸出企業の採算レートは82円 なお円高に追いつかず  :日本経済新聞

採算レートは1986年度の調査開始以降、最も円高の水準となった。人件費などコスト圧縮や海外工場での部品のドル建て調達への切り替えで、5年連続で円高抵抗力を高めた。
ただ企業は1年後の円相場が80.3円と予想。なお採算割れの円高が続くとみている。

円高前提で計画を作るも、希望的な要素が入る想定の採算レートと、実際の円高のスピードがまったく合ってない、ということですか。

当然企業側も海外生産比率をあげていて、製造業11年度では18.4%。前年度から0.5ポイントアップ。と言ってもこれだけのアップ幅なのでなかなか遅々として進まないのが現状のよう。
5年後は22.4%になる見通しだそうですが、直近でタイの洪水だったり海外に行ったからと言ってすべて解決する、という話でもありません。

調査は1月に上場企業2378社を対象に実施。回答率は37.4%。

各業態の採算レート一覧がありました。

採算円レート 実数値平均(円/ドル)
全産業 82.01
・製造業 82.25
・・素材型製造業 82.74
・・加工型製造業 82.05
・・・鉄鋼 91.78
・・・パルプ・紙 87.00
・・・ガラス・土石製品 86.33
・・・繊維製品 84.94
・・・食料品 83.75
・・・ゴム製品 83.75
・・・輸送用機器 83.75
・・・精密機器 83.00
・・・金属製品 82.91
・・・機械 81.80
・・・電気機器 81.33
・・・化学 81.10
・・・その他製品 80.23
・・・非鉄金属 78.67
・・・医薬品 76.00
・非製造業 80.52
資本金10億円未満 83.33
資本金100億円以上 81.38

鉄鋼が遅れているのと、世界的に合従連衡している医薬品が実際に即したレートになっているのが象徴的ですね。

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